
今回の作業
前回の記事でGPIOのマッピングまで終了しているはずです。 今回はブレッドボードの配線と、ラズパイ側の設定をしていきます。
はじめに
以下のようなスイッチ一つに、LED一つの簡単な回路を組みました。
Raspberry Pi 3B+を使用しております。
IP設定
PCとラズパイのIPを設定していきます。
今回PCのIPアドレスを「192.168.2.26」
ラズベリーパイのIPアドレスは「192.168.2.27」に設定します。
PC側の設定
ここからIPアドレスを設定します。
ラズパイ側の設定
ラズパイにはRaspbianを入れて起動させました。Raspbianの導入はここでは割愛します。 OSが入り、デスクトップ画面が表示されたら次はLANの設定を行います。 デスクトップ右上のネットワークアイコンを右クリック→IPv6を無効にしてIPv4を設定します。
この時RaspberryPiの設定からカメラなどをすべて有効にしておいてください。 さもないと後のパッケージがインストールできません。
CODESYSに戻ります
ビルドを行います。 「ビルド」→「ビルド」を選択すれば実行できます、特にエラーが無ければ完了です。
CODESYSをラズベリーパイにインストール
PCからラズパイにCODESYSを入れます。 「ツール」→「Update Raspberry Pi」を選択します。 もし「Update Raspberry Pi」がない場合は「ツール」⇒「カスタマイズ」 を選んでみてください。CODESYSを再起動しろと言われるので、再起動すると現れます。

左に設定画面が出てきます。 順にラズパイへログインします。 続いてラズパイのIPを指定しスキャンで見つけます。 その後パッケージのインストールボタンを押します。
もしこの時対象へアクセスできないなどとエラーが出た場合、ラズパイ側の設定に問題があります。RaspberryPiの設定からカメラなどすべてを有効にしてください。
有効にしたあと再度実行してください。
途中このようなことを聞かれますが、今回はマルチコア対応版を使用しているので、このままOKを押します。

インストール完了後、SystemInfoからラズパイの情報が閲覧できれば無事接続できています。

最初の画面に戻り 左枠にでている「Device」をダブルクリックしてDevice設定ができる画面を開きます。 右端に対象のラズパイを指定します。
これで動作準備完了です。
デバッグ開始
最後にラズベリーパイでデバッグ動作をしてみます。 「オンライン」から「ログイン」を選択します

「はい」を選択しましょう。
これでプログラムを動かす準備ができました。 いよいよ動かしましょう。 「デバッグ」→「運転」を選択しましょう。
動作確認
今回スイッチは負論理で作成したので、押すとLOWになります。
押していないとき
押したとき
まとめ
いかがでしたでしょうか、途中端折っての内容でしたがこれでラズパイでシーケンス制御を行うことができるようになりました。今後余裕があれば様々な回路なども載せていくのでその時はよろしくお願いします。
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