CODESYSを使ってみます。CM4のIPアドレスを192.168.0.185に設定しています。
前提条件:PCにCODESYSはインストール済み(64it)


CPIシリーズのI/OをCODESYSで使用するためには、CPIシリーズ用CODESYSパッケージの
インストールが必要です。
CODESYSパッケージをダウンロードします。
(CPI-PS10CM4-2E021用CPIシリーズCODESYSパッケージ)
同様にインストールを行います。今度は「ファイルをインストール」からインストールを行ってください。

CM4の内部のランタイムライブラリを更新します。
CM4の中でCODESYSを動作させるためのランタイムライブラリが入っていますが
PCのCODESYSにインストールしたCODESYSパッケージのバージョンと合わせるため、更新します。
ランタイムライブラリの更新は、PCと本製品をネットワークで接続した状態で行います。

SSHを有効にしておきます。
SSHを通してCODESYSのメニューバーから、ツール→アップデートラズベリーパイからランタイムをアップデートします。
2025/07 TODO 私の環境では、RaspberryPi Updateが表示されませんでした。見つかり次第追記します。
プロジェクト作成
プロジェクトを作成していきます。プロジェクトは標準プロジェクトを選択します。
指定するデバイスは「Device (CODESYS Control for Raspberry Pi 64 SL)」です。
ログインからデバイスに接続します。

もし、接続で、バージョンが異なりますといったエラーが出る場合は、ランタイムのバージョン上げるか、
プロジェクトツリーからデバイスの更新を選択してください。

コントローラへの接続が確立すると、コントローラ画像の黒丸が緑色に変化します。
IOモジュールを追加します。
CODESYSデバイスウィンドウの[I²C]を右クリックして[デバイスの追加]を選択します。
デバイスの追加ダイアログにて『その他』[I2C master]を選択して[デバイスの追加]を選択します。

開いているウィンドウを閉じずに[I2C_master(I2C master)]を選択します。

追加するI/Oモジュールを選択して[デバイスの追加]ボタンをクリックします。

I/Oモジュールは『その他』のツリー階層内に登録されています。
すべてのバージョンのデバイス定義情報を使用する場合は、[すべてのバージョンを表示]をチェック
してください。
追加したI/Oモジュールを選択して[I²C-Bus パラメーター]タブをクリックし、各種パラメーターを
設定します。
プログラムの作成


CPI-DIO-0808Lのbit0の入力によってY000をONOFFする回路です。
CODESYSの[ビルド]メニューから[リビルド]を実行し、ビルドプロセスが正常に完了するかどう
かを確認します。
プログラムのダウンロードと実行
ログインを選択します。


パスワードを入力した後、ダウンロードの確認ダイアログが表示されますので[はい]をクリックします。
[デバッグ]メニューの[運転]を実行すると、プログラムの動作が開始します。
保存したPLCプログラムの削除
CODESYS上で[ログイン]した状態で[オンライン]メニューから[リセット(PLC初期化)]を選択
します。
リセットの確認ダイアログが表示されますので[はい]をクリックします。
気づいたこと
CPI-PS10CM4ではRaspberryPi OSの裏でCODESYSが常駐しているため
ユーザープログラムからCPIー〇〇の拡張ボードにアクセスすることが原則不可となっている
IOの状態を取得するにはCODESYSと通信しなければならない
一応、CODESYS側で拡張IOを使っていない場合は競合しないため直接LinuxAPIでアクセスができるようだが、保証外(原則不可とはこのため)
なのでユーザープログラムからIOにアクセスしたい場合はCPI-MS10-CM4の購入をおすすめする。
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