FAシステム設計例

システム概要

本システムは、生産進度表示システムPCと生産設備、表示器をシリアル,LAN等で結び、設備から取得する情報をPCで処理し、表示器に必要な情報を表示するシステムです。

PLC	三菱,オムロン,キーエンス，富士電機，豊田工機， シャープ，Panasonic、他
パソコン	OS：Windows XP Professional、他
表示器	弊社製。 お客様のご要望に応じた専用仕様の物を製作いたします

表示内容(下記以外、お客様のご要望に応じた表示機能を持つ、専用仕様の表示器を製作いたします。）

• 生産目標数
• 生産数(当日,当スケジュール内,累計、他)
• 目標達成率(当日,当スケジュール内,累計、他)
• 1時間あたりの生産台数(目標/実績)
• 設備異常(LED点灯/点滅,数値表示,異常内容文字列表示、他)

通信仕様

シリアル通信(RS-232C,RS-422,RS-485)、LAN、無線LAN等、お客様のご要望,環境に応じた最適な通信仕様を選択いたします。

アプリケーション機能

PLCのデバイス情報取得機能	可能な限り、既存のシステムに変更を加えずに、必要な情報をPLCから取得するアプリケーションを開発いたします。 既存のシステムに影響を与えることなく、スムーズに本システムを導入できます。
表示器へのデータ送信	アプリケーションで表示するデータを生成し、有線又は無線LANで表示器へ送信します。 状況の発生からその情報の取得、表示までに時差がなく、異常表示などの緊急な情報表示でも安心してご利用できます。
その他(必要に応じて追加いたします)	ラインスケジュール管理 生産実績取得/表示(当スケジュール,当日,累計、他) 生産目標数設定 生産進度計算/表示 異常内容表示 ログ取得,保存(設備異常,生産実績,達成率、他)

開発事例

トレーサビリティについて

トレーサビリティとは、その製品の生産,流通経路を生産段階(原料)から消費段階(製品)、あるいは廃棄段階まで追跡可能な状態を指します。｢追跡可能性｣とも言われます。

トレーサビリティシステム導入のメリット

トレーサビリティシステムを導入することにより、生産者は効率的な生産管理、品質管理が可能です。

また、自社製品に問題が生じた際にその製品の追跡調査(原料,加工等)を迅速に行い、素早い問題解決を図ることが可能です。
上記のメリットに加え、消費者はトレーサビリティシステムによって蓄積された製品情報を知ることで、その製品の品質,安全性を確認できるので、自社製品に対する信頼を得ることにもなります。

開発事例

システム概要

システムPCでは工程,作業者,部品番号等のマスター情報登録、現品票データの保存、検索を行い、シートリーダー,ハンドヘルドバーコードレーザースキャナで現品票のバーコードを読み取ります。
ハンディPDA端末ではシステムPCと同じ作業が行え、バーコードリーダーを取り付けることで現品票のデータの取り込みも行えます。ハンディPDAで行った作業結果は無線LANによってシステムPCに転送されます。

システム構成例

シートリーダー、ハンディスキャナで、部品データを登録し、データベースで保存,管理するシステムです。
組み立て時に、工程No,工程名,作業班名,作業者名を登録し、部品データと結びつけることで、トレーサビリティシステムとしても機能します。
ハンディPDAによる部品データ等の登録も可能で、登録したデータは無線LANを使用しPCに送信、データベースに保存されます。

主な仕様

データ収集PC	PC/AT互換機(OS：Windows XP Professional) 外部ハードディスクでデータベース二重化(データ消失の防止) データバックアップ用CD-Rドライブ内蔵
ソフトウェア	現品票データ保管システムアプリケーション Microsoft Excel(帳票出力用) Microsoft Access(部品種マスターデータベース管理用)
データベース	Microsoft Access Microsoft SQLサーバー
表シートリーダー	約60枚/分のバーコード読み取り能力
ハンディPDA	バーコードリーダー付き。無線LAN機能

開発事例

システム概要

当システムは、サーバーより組み立てる製品ごとのライン制御データを受け取り、製品情報と組み合わせたそれを編集し、データキャリアに書き込みます。
ライン制御データを書き込まれたデータキャリアは製品と一緒にラインを流れ、各設備はキャリアに書き込まれた設備制御データに基づいて動作し、設備に備え付けられたライターにより、組み立て作業と並行して組み立て経過データを書き込みます。
組み立て作業が完了すると、システムはデータキャリアの組み立て作業内容,経過データをキャリアから読み取り、データベースに保存します。
データベースには、組み立てられた製品と制御データ、作業結果データが紐付けられて保存されます。

アプリケーション機能

システムアプリケーションでは、組み立てライン制御データを任意に編集可能。製品情報と結びついた各設備制御データを生産ライン先頭の設備に送信します。

製品情報,制御データは、設備のライターによってデータキャリアに書き込まれ、ラインに入ります。

生産ラインの各設備は、データキャリアから制御データを読み取り、作業を行い、その結果をデータキャリアに書き込みます。

生産ラインエンドの設備は、データキャリアに書き込まれた製品情報,制御データ,作業経過データを読み取り、システムPCに送ります。

システムアプリケーションは、ラインエンドの設備から送られたデータをデータベースに保存します。

開発事例