[CODESYS]RaspberryPiでCODESYSを使ってみる その2

プロジェクトを作成してみる。

「ファイル」→「新規プロジェクト」

今回は「標準プロジェクト」を選択します。名前は好きな名前でよいです。

私は「Pi_test」としました。

次に出てくるデバイスと言語の設定では以下のようにデバイス CODESYS Control for Raspberry Pi MC SL

PLC_PRGの言語 ラダー ロジックダイアグラム

を選択します。

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これでプロジェクトが作成できました。

ラダープログラムを作成する。

 簡単な回路を作成してみます。

左のデバイスの項目より「PLC_PRG」を選択します。

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ここで右クリックするとさまざまな編集が可能です。

接点の追加などの動作は右クリックからでも、右のツールボックスからでも可能です。

右クリックから接点の追加を選択します。

f:id:kiki0817:20190711151359p:plain接点の名前とコメントなどが編集できます。

三菱シーケンサの慣習として入力はX、出力はYとすることが多かったため、今回も入力はX○○、出力はY○○とします。

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接点が追加された様子

次にコイルを挿入します。同様に右クリックからコイルを選択します。

後の汎用性を考慮して一度内部コイルを挟んでおきます。

M○○は内部コイルを示します。後に入力や出力の番号が変わった時プログラム内でX、Yを使用しているとすべて書き換える必要があるため、冒頭で入力Xを内部コイルに置き換え、プログラム最後で内部コイルを出力Yへ置き換えます。

極力プログラム内部では内部コイルのみで完結するようにします。

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一行目が埋まり2行目に書き続ける場合は、白い部分を右クリックし

「ネットワークを挿入」を選択します。これで2行目が書けるようになります。

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これで組み込みの世界でいうLチカに相当するプログラムが完成しました。

X000がONするとM000がONし、Y000もONする回路です。

コイル・接点挿入がいちいちめんどくさい人向けショートカットキー

コイルの挿入 Ctrl + A

a接点の挿入 Ctrl + K

b接点の挿入 a接点挿入後その接点に対してCtrl + N (反転)

下方並列a接点挿入 Ctrl + R

上方並列a接点挿入 Ctrl + P

立ち上がりパルス Ctrl + E

立下りパルス Ctrl + E *2 

行の挿入 Ctrl + I

ラズパイのGPIO設定を行う

使用した接点をラズパイのGPIOへ割り当てていきます。

左デバイス項目より、「GPIOs_A_B」

GPIOs’パラメータから各ピンの入出力を設定します。

今回の回路で使用した外部へかかわる接点は、X000,Y000です。

今回隣り合わせで都合がいいのでX000→GPIO17 , Y000→GPIO18に割りてました。

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次にGPIOs’マッピングを選択

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2つの入力出力項目があるので、その+ボタンを押します

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入力のGPIO17の変数の場所を選択します。

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このような画面が出てくるので、ここでX000(入力)を選択します。

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同様に出力に対しても行います。

これでGPIO割り当ては完了です。

ここまでで一度記事を区切ります。次回実際にブレッドボード上に組んだ回路とラズパイを用いてLチカさせます。

 

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