
プロジェクトを作成してみる。
「ファイル」→「新規プロジェクト」
今回は「標準プロジェクト」を選択します。名前は好きな名前でよいです。
私は「Pi_test」としました。
次に出てくるデバイスと言語の設定では以下のようにデバイス CODESYS Control for Raspberry Pi MC SL
PLC_PRGの言語 ラダー ロジックダイアグラム
を選択します。


これでプロジェクトが作成できました。
ラダープログラムを作成する。
簡単な回路を作成してみます。
左のデバイスの項目より「PLC_PRG」を選択します。

ここで右クリックするとさまざまな編集が可能です。
接点の追加などの動作は右クリックからでも、右のツールボックスからでも可能です。
右クリックから接点の追加を選択します。
接点の名前とコメントなどが編集できます。
三菱シーケンサの慣習として入力はX、出力はYとすることが多かったため、今回も入力はX○○、出力はY○○とします。

次にコイルを挿入します。同様に右クリックからコイルを選択します。
後の汎用性を考慮して一度内部コイルを挟んでおきます。
M○○は内部コイルを示します。後に入力や出力の番号が変わった時プログラム内でX、Yを使用しているとすべて書き換える必要があるため、冒頭で入力Xを内部コイルに置き換え、プログラム最後で内部コイルを出力Yへ置き換えます。
極力プログラム内部では内部コイルのみで完結するようにします。

一行目が埋まり2行目に書き続ける場合は、白い部分を右クリックし
「ネットワークを挿入」を選択します。これで2行目が書けるようになります。

これで組み込みの世界でいうLチカに相当するプログラムが完成しました。
X000がONするとM000がONし、Y000もONする回路です。
コイル・接点挿入がいちいちめんどくさい人向けショートカットキー
コイルの挿入 Ctrl + A
a接点の挿入 Ctrl + K
b接点の挿入 a接点挿入後その接点に対してCtrl + N (反転)
下方並列a接点挿入 Ctrl + R
上方並列a接点挿入 Ctrl + P
立ち上がりパルス Ctrl + E
立下りパルス Ctrl + E *2
行の挿入 Ctrl + I
ラズパイのGPIO設定を行う
使用した接点をラズパイのGPIOへ割り当てていきます。
左デバイス項目より、「GPIOs_A_B」
GPIOs’パラメータから各ピンの入出力を設定します。
今回の回路で使用した外部へかかわる接点は、X000,Y000です。
今回隣り合わせで都合がいいのでX000→GPIO17 , Y000→GPIO18に割りてました。

次にGPIOs’マッピングを選択

2つの入力出力項目があるので、その+ボタンを押します

入力のGPIO17の変数の場所を選択します。

このような画面が出てくるので、ここでX000(入力)を選択します。

同様に出力に対しても行います。
これでGPIO割り当ては完了です。
ここまでで一度記事を区切ります。次回実際にブレッドボード上に組んだ回路とラズパイを用いてLチカさせます。

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